相続対策

相続対策が必要なのは、財産をたくさん所有している人だけだと思っていませんか?
確かに、相続税の申告・納税は必要ないかもしれません。
しかし、亡くなった方が金融機関に預貯金があったり、自宅の土地建物を所有していたりすれば、名義変更の手続きが必要になります。
また、少子高齢化が進んでいる現在では、子供のいない方や再婚されている方など、相続人が複雑になっている場合があります。
その際、財産をどのように分けるかで争いになるケースが増えてきています。
将来、残された家族が争わないように、また、相続の手続きや納税がスムーズに行えるように、早めに準備しておくことが大事になります。
 
■相続税とは?
亡くなった方の財産を承継した場合や、遺言により譲り受けた場合に生じる税金です。
ただし、亡くなった方の遺産総額が基礎控除額(5,000万円+1,000万円×法定相続人の数)を超えない場合には、相続税はかかりません。

■相続発生後の手続き

相続発生後の手続き

相続税の申告義務がない場合は、遺産分割協議の期限はありません。
この他にも、生命保険金等の請求や、遺産分割協議終了後には、預貯金や不動産等の名義変更手続きが必要になります。

■相続手続きに必要な書類
下記は相続に必要な書類、確認事項の一例であり、他にもさまざまなケースが考えられます。
実際に手続きを行う際は、必ず専門家に相談してください。

▼被相続人、相続人について
被相続人・相続人について

▼相続財産の分割について
相続財産の分割について

▼相続財産等について
相続財産等について

▼債務、葬式費用について
債務、葬式費用について

▼生前贈与財産について
生前贈与財産について

現金・預金や有価証券など、家族名義であっても相続財産の対象になる場合があります。

■スムーズな相続のために

▼所有財産の把握
自分が所有する財産のうち、預貯金や不動産、株式などの資産はどのくらいか、またローンなどの債務はどのくらいあるか、これは人それぞれ違います。
所有する財産の構成によって、対策の方法も変わってきますので、財産を把握することが重要になります。

▼遺言書の作成
遺言書を作成しておくことで、相続人間の争いを極力避けることができます。
また、子供がいない方や再婚されている方など、自分の死後のトラブルが予想される方は遺言書の作成をお勧めします。
作成した遺言書を変更したいと思ったときには、取り消しや新たに作成することもできます。

■相続税を節税する方法は?
税金は払わなければならないと分かっていても、少しでも負担を軽くしたい、と誰もが思うでしょう。
相続税の節税対策は大きく分けて贈与を行う方法と財産評価を下げる方法があります。
また、これらは早くから行うことで、節税の効果は大きくなります。
ただし、場合によっては逆に高い税金を払うことになったり、多額の借金を背負うことになりますので、実行する際は税理士等の専門家に相談するようにしてください。

■納税資金の用意を!
たとえ相続税の負担が軽くなったとしても、それに見合う資金がなければ、財産を処分したり、金融機関から借り入れをしたりしなければなりません。
特に、不動産を多く所有されている方は納税資金が不足されるケースが多いと思います。
納税のために不動産を売却しようとしても、すぐに買い手が見つかるとは限りません。
所有する財産のうち、すぐに現金化できるものがあるか、もしくは物納できるものがあるか、もしなければ生前に不動産の売却をするなどの検討をする必要があります。
また、生命保険に加入して死亡保険金を受け取れるようにしたり、会社の役員であれば、死亡退職金を受け取ることで、納税資金に充てることができます。
さらに、生命保険金や死亡退職金には一定の非課税枠があります。